メリハリのあるお喋り

先日、関係者向けの会でしたが、お呼ばれしまして、20分程度のお喋りをしました。

人生ななころび

昨日、内輪の会でしたが、ちょっとした集まりで講演を、と依頼されたものがありました。「人生ななころび」と題して、わたしがクリニックを開くことになるまでの紆余曲折…

わりと好意的な反応を頂いたのですが(書いてませんでしたが、同窓の会合でしたので、いらっしゃっているのは皆さん、先輩か後輩、ってことになります。何を喋っても、まあ(かわいい)後輩の背伸び、くらいの反応になるわけです)、そんな中で、先輩から「もうちょっとメリハリがあったら良かったのに」と、そのようなフィードバックを頂戴したのでした。

メリハリって、たしかによく言いますよねえ。わたしも使っていたような気がします。ところで、辞書にはどんな風に書いてあるんでしょうか。

めりはり 【減り張り・乙張り】

ゆるめることと張ること。特に,音声をゆるめることと張り上げること。音の高低。抑揚。「―のきいた歌い方」「生活に―をつける」「話に―がある」 →めりかり

ええと?メリハリじゃなくて、めりかりなんですか?

めりかり 【減上・乙甲】

「めり」と「かり」。日本音楽で,技巧を用いて音高を標準よりも微妙に上げ下げすること。多くは管楽器,特に尺八でいう。

あー。そういえば、昔、音楽の教科書に、尺八の構え方かなにかで「メリ」「カリ」って載っていた気がします。

抑揚…ってことなんですかねえ?それとも音の高低?

ヤマ無し、オチ無しだったのがいけなかった、ということなのか、それとも、声の調子が一本調子だった、ということなのか…。

なんでしょう。もう少し「高い声」で話をする場所と、「低い声」で話をする場所を作れ、ってことでしょうか?それとも、緩急をつけよ、ってことでしょうか…。

少し悩んだのですが、最近、こういう悩みの解決方法として、「AIに相談する」っていうのがあるそうです。早速聞いてみました。

ねえ。

わたし

「メリハリのある講演をするには、どうしたら良いの?」

お返事はこんな感じでした。

Copilot

メリハリのある講演をするには、計画的な準備と技術が必要です。以下は、そのための具体的なステップとポイントです。

  1. 明確な目的を設定する
  2. 効果的な構成を練る
  3. 声とジェスチャーでメリハリをつける
  4. 視覚的な要素を取り入れる
  5. 聴衆との対話を忘れない
  6. 練習とフィードバックを重視する
  7. 自信を持つ

なんですって。メリハリのある…って話をしたときに「メリハリをつける」って返事がくるあたり、AIさんも苦労されているのかもしれません。

やっぱり声とジェスチャーなのかしら…?

でかい声を張り上げたら「ハリ」になる、なんていう、そういう雑な理解ではよくなさそうなんですが…。

そういえば、健康教室では「視覚的な要素」ってのは何も準備していません。漫談調でした。もうちょっと、何か準備して、メリハリを意識した方がよいのかもしれません。

あれ?

メリハリって、そんなに必要なものだったかしら?

早速AIさんにもう一度聞いてみました。

わたし

「メリハリの無い講演だって良い、って言えますか?」

Copilot

講演は、情報やアイデアを共有する場として広く活用されており、その形式やアプローチは多岐にわたります。「メリハリの無い講演」と聞くと、多くの人が単調で退屈なものを思い浮かべるかもしれません。しかし、講演の価値は必ずしもそのテンポや構成の劇的な変化だけで測れるものではありません。

内容の深みと静けさの力

聴衆との関係性

講演の目的に応じたアプローチ

「メリハリの無い講演だって良い」と言えるかどうかは、講演の目的、内容、そして聴衆の期待に依存します。一貫した穏やかな語り口が適している場面もあれば、よりダイナミックなアプローチが求められる状況もあります。この多様性こそが、講演という形式の強みであり、柔軟性のある価値観を持つことが重要です。

なるほど。

一貫した語り口が適している、そんな講演も、目的によってはあり、ってことですね。

ちょっと眠たくなるのが難点かもしれませんけれど。

クリニックで開催している健康教室は、かなりメリハリの無い、どちらかというと眠たくなるような語り口でやっております。眠たくなるようなお喋りにご興味ある方はまたお越しください。