いつだって「もう遅い」けれどいつだって「まだ間に合う」

今日は、あなたの人生の中で、あなたがいちばん若い日。

そんな表現を時々みかけます。
一日ずつ、人は(人だけではありませんが)日を重ねるごとに、年を取ってゆくわけですから、今日がいちばん「若い」というのは間違いありません。
まあ、そんなことを言ってみたところで、「昨日」も「明日」も概念で、今は今しかないわけですけれど。

とはいえ、若い頃に知っておきたかった、とか、「これを知っていたらもっと人生が豊かになっていたのに…」みたいなこともあります。

野口体操の野口三千三氏が、その体操の教室の中で、「もっと若い頃にこれを知りたかった」というような話を書いておられたように記憶しています。
それを知らずに今までを過ごしてきたことがとても残念で…そういう意味ではどのタイミングで発見をしたとしても「もう遅い」と嘆きたくなる、というような。

一方で、ひとの身体というのは、いくつになっても、その時から出来ることがあります。

だから、今からはじめたら「まだ間に合う」わけです。

身体のことだけではありません。こころのことも。

日々の積み重ねは、可能なら若いうちから、と言いたくはなりますが、気づいた今日から実践することで、少しずつ、明日が良い日になってゆくわけです。

どうぞ、そのように、あたらしい日々をお過ごしいただきたいものです。