となりの芝生は青い

ここにハードディスクがふたつあるとしましょう。
ひとつは、「映画が一本」入っています。
もうひとつには「ここ一週間のテレビ放送が全部」入っています。
…と、こういう話が始まったときに、「映画が一本」だけ入っているハードディスクって、容量少ないんだなあ、って思いませんか?
ところで。
今は、映画館でかかる映画、ハードディスクで供給されるらしいですけれど、これ、ものすごい大容量のハードディスクなんですよね。
光ファイバーで送っても全部ダウンロードするのに数時間かかる、とかなので、下手すると、そのハードディスクを持って、新幹線に乗って運ぶ方が早い、ということが発生するのだとか。
それぞれのハードディスクに、それぞれの良いところがあって、それぞれの活用場所があります。
ひとも、それぞれのひとのそれぞれ良いところがあります。
活躍の場所が皆に準備されているのかどうか…というところは難しいかもしれませんが、それでもひとりでも多くの人が、自分自身の能力と見あった場所で活躍していただきたいと思っています。
「あっちのハードディスクの方がすごい!」みたいな話を、お互いにやっていることも結構あります。自分自身に与えられた力は、自分にとってはあまりにも当たり前すぎて、ついつい、ぞんざいに扱いがちだったり、あるいは評価が低くなりがちだったりします。
が、それはそれ。
自分の力を自分でも大事に評価していただきたいものです。