わがままを言ってみよう

ワガママを…

という書き始めで文章をつくると「ワガママを言ってはなりません」などという「禁止」の構文になりがちです。

世の中としては、そういう言い方をすることが多いのでしょう。

当院にいらっしゃる方に、時々「ワガママの練習をしてください」とお伝えしています。
目をぱちくりされる方もいらっしゃいますが、ずいぶんと我慢を積み重ねてきた結果、自分自身の思いがずーっと後回しになってしまわれている方があります。
何種類かあるケーキの、どれを食べるのか?なんていう些細なことでも、「あなた方が取ったあとの、わたしは残りを選ぶ」という方、いらっしゃいませんか?

かんをみがく、という文章を以前書きました。

かんをみがく

クリニックの診療で、いらっしゃった方の頭に触れることが増えました。「頭」というのは、以前も書いていますが、いろいろと考え事をする場所です。 ここは基本的には作業…

自分の気持ちをちゃんと見つけること。直観を大事にすること、というのも大切なことです。

どうでも良いことがあったなら。
ぜひ「ワガママ」を言ってみてください。

まずはあまり大きくないところからはじめましょう。
そして、少しずつ、言えるワガママを増やしてみてください。

ワガママ、という形で出した希望が、受け容れられるかどうか、は、その時しだい。でも、まずは、自分がそこに素直に「これがほしい」「こっちが良い」という思いを持っている、ということを認めてあげてほしい。
認められないこと、その希望が通らないこともあるでしょう。それでも、やっぱり、自分はこちらが良いと思った、ということを、自分に言い聞かせること。その思いをいったん受け取ってもらうこと。そのやりとりが、きっと、あなたの心を支えてくれるようになる。

そんな気がしています。