リラックス

リラックス、ってラテン語が由来の言葉らしいです。
リ=自分に返ってくる、接頭語…リターンとかリコールとか、そういう言葉の「リ」ですねえ。
ラックス=緩める、という意味の単語…だったそうです。
つまり、「自分を」「ゆるめる」というのがリラックス、らしい。
…とずいぶん昔に調べたことのうろ覚えなのですが、ちょっと出してきました。
あらためて調べてみたら、ちょっと違った…?みたいですが…
リラックス(英語:relax)は、緊張の対義語で、体や心が張り詰めた状態にないことを意味するリラクゼーションの動詞である。relaxの起源は、ラテン語のrelaxareを語源とする中世英語であり、re-laxare は「再び (re) 緩める (laxare)」あるいは「緩んだ状態へ (laxare) 戻す (re) 」ことを意味する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
再び、の意味の「リ」だったそうです。
まあいいや。自分を緩めるって話で続けます。
以前も書いたのですが「一人反省会」って話。
これやっていると、「自分を緩める」ってできないですよねえ…。
むしろ、自分を痛めつけて、緊張させてゆくことになりがちです。
で、過去のアレコレをもう一度引っ張り出してきて、その度に、新しく自分を傷つける…ということをやっていたりするわけですが。
「あの時、もうちょっとうまいことやっていたら…」ってのを、ずいぶんと続けて悩まれている方がいらっしゃいます。
そろそろ、反省会を止めて、過去の自分を許してあげませんか?って話です。
X(旧Twitter)で、「性格というのは、その人が生き延びるために必要だった適応だ」と書いておられた方がありました。幼少期、家族との関わりや、親との関わりの中で、どうしようもなく、生存の必要に迫られて、わたしたちは、自分の中の特性を伸ばすことになったりしたわけです。
理想的な、円満で、かつ快適な幼少期であれば、たとえば「丸く」育つのが理想だったとする、そんなところで、一点突破の特性だけを無理に伸ばしてみたりするわけです。
たとえば、ひとの感情を細かく読み取る能力とか、場を和ませるために突飛なことをしはじめる能力とか、あるいは、敢えて感情を読み取らないで突っ走る気質だとか。
そうやって育てた特性は、大人になっても、やはり、頼りになる部分…だったりします。
が、環境がかわり、自分が大人になって、おおきなひとの感情を配慮しなくても良くなったりした時には、それらの振る舞いは、むしろ余分な動作になってしまっていることもあります。
今から考えたら、アレコレはみな「無駄な動作だった」と言ってしまうことだってあるのかもしれません。
とはいえ、それは、その時のわたしにとっては、生き延びるために必要だったこと。
まずは、「それが、当時の自分にとって、精一杯だった」ということを認めていただきたい。そして、「仕方なかったのだ」と。
その上で「よく頑張った、よく生き延びた」と自分を褒めてあげてほしい。
今まで、誰もそれを言ってくれたひとが居ないのであれば、なおさら。
きっと、それがリラックスのはじまりに、あるような気がしています。