大学院生だったときのこと
当時の写真はあまり無いんですよねえ…スマホ以前だったので、フィルムの写真が残っているはずなのですが。
ということで、どこかに子連れで参加して、ひとことご挨拶している頂き物の写真です。
産婦人科医になって、しばらくは病院で常勤の産婦人科医をやっていたのですけれど、ある時、医局の人事担当から「大学院に戻ってこないか」というお声がかかりました。
大学院で研究をしばらくやって、学位を取得した?させた?のち、人事担当の将来図としては、大学の助教などのポストで、本部勤め的なことをさせようとしていた、のかもしれない、と思っています。その人事担当もわたしが大学院に在学中に交代してしまったので、方針が変わったりしたのかもしれません。そこにとどまることはありませんでした。
大学院のころは少し時間に余裕があると思っていたのですが、生活をしていく上で必要なアルバイトを、夜間の当直、という形でやっていましたので、本当に月10回くらいの当直をしていたことになります。これに加えて、研究室で実験をしたり(というか、それが本業なのですが…)。
なかなか慌ただしい時期ではあったのですが、漢方のことに興味がある、というのを知っていてくださった方が声をかけてくださって、大学病院が専門医養成の施設登録ができた、ということで、在学中に漢方の専門医を取得することができました。
漢方の専門医研修の時に、研修医時代に指導してくださっていた、西尾先生に久しぶりにお目にかかったりするご縁も頂きました(現在は、しもがも西尾クリニック の院長をされておられます)にしむらも一度、院内セミナー(コロナ以前の話です。現在は中止されている様子です)の講師でお呼びいただきました。
研究の進みは遅々たるものでしたが、フィリピンで貧困の人たちに向けたクリニックを切り盛りされていた冨田江里子さん (ブログ)https://www.fesco.or.jp/winner/h30_50/winner.php?wid=12368 に出会ったのも大学院の時です。その後、コロナで渡航が制限されるまで、毎年のように訪問を繰り返していました。フィリピンの訪問についてはまた別の機会に書くことにいたします。
こどもの中学校のPTA会長をお引き受けしたのも、大学院生だったときのこと、でした。
会長が医者だ、ということで、漢方についての講演会(にしむらが喋りました)と、更年期の話を専門の先生(京都大学の江川美保先生にお願いをしました。)に、ということで、主催したのを覚えています。
中学生の保護者さん、というのが、更年期についての話は年齢的にもドンピシャだったようで、大変好評をいただきました。今では江川先生も本当に引っ張りだこになっておられますが、当時はまだまだお時間に余裕があったみたいで、本当にありがたいことでした。
大学院生の本分としての研究は?って話になるんですけれど…それは、ええと…。
まあこれもまた別の機会に書くことにいたします。