安全地帯を確保する

昔、ドラゴンクエスト、というゲームが一世を風靡したことがありました。わたしも多少やってみた記憶がありますが、そのゲームの中で「どくのぬま」という場所がありました。
普通の場所を移動している時には、「HP」が低下する、などということもなく、たいていはモンスターとの戦闘によって、消耗してゆく、という設定だったと思うのですが、この「どくのぬま」を歩く、あるいは、ここに滞在していると、それだけで消耗していく、そんな場所でした。
時々、来院される患者さんに「安全地帯、ありますか?」ってお尋ねすることがあります。
というのは、毎日の生活が「どくのぬま」の中を歩いているような、そんな消耗の仕方をされている方があるからです。
日々、ご自身の生活をまわしてゆく、どころか、生存している、それだけでも消耗している、という場合は、なにかしらの気疲れが伴われているように思われます。
安心できる場所で体力の回復をしてもらわねば、なかなか、消耗から抜け出すことは難しいわけで…その安心できる場所を「安全地帯」と呼んだりしているわけです。
自動お掃除ロボットのルンバが、充電が減ってきたら、ドックに戻る、みたいな感じと思っていただいたら良いのかも知れません。
そんな充電ドックなり、安全地帯なり、というものを、確保できないと、本当に消耗が続きます。
どうか、くれぐれも、上手に安全地帯を確保していただきたいものです。







