研修医時代の思い出(心臓マッサージのこと)
2014年に医学部を卒業したわたしは、卒後臨床研修必修化の第一世代でした。
もうかれこれ20年以上前の話になりますが…。
研修がはじまってまもなくのこと。救急外来と麻酔科(当時の病院は、そのような分類で業務が動いていたようです)の研修をしていたときに、指導医から、「救急外来に行くように」と指示がありました。
同期の研修医数人と一緒に救急外来に行くと、心臓マッサージを指示されたのでした。
最近は、心臓マッサージのロボットが出来たようですが、この心臓マッサージって、けっこう大変な体力仕事なのでした。

若手(いちばん若い!)の医者で、他に頭の使い方も知らない、という状態であっても、心臓マッサージを形どおりにできる程度の教育は受けている…ということで、早速入れ替わり立ち替わりで心臓マッサージをすることになった、のだったと記憶しています。
幸いにして、その患者さんの心拍が再開し、あとは集中治療室での診療にうつることになりました。
このとき、指導医がかけてくれた言葉が「これでどんな患者さんが来ても大丈夫だな」というものだったのですが…。
大丈夫っていう意味がだいぶ違いますよねえ…。
まあ、そういういろいろをご存知の上で、わざわざおっしゃったのでしょうけれど。
現実的には、ぜんぜん大丈夫じゃありませんでした。
その後いろいろな患者さんにお会いして、折に触れて思い出す、指導医の言葉です。



