頭の中のことは伝わらない
先日、とある方と話をしていたのですが、その方、なかなか、制作物が完成しないのだそうです。
うーん…それは難しいですよねえ。完成しない間、ずーっと、頭の中にそのことが残りますから、けっこう頭の負担にもなっていますし…。
どうしたもんでしょうねえ…?
ちょっとお尋ねしていて、判明したのが、どうやら、自分自身の中での要求水準がけっこう高いらしい、ということ。
なので、ある程度出来ていても、その後、何度もリテイクしてしまわれるのだ、とか。
なるほど?
わたしもけっこう、中途半端に残っている「半完成品」があります。
昔のことで、もう時効が成立しているでしょうが…お引き受けしたまま、放置しているもろもろが…。
お師匠さまどうぞお許しくださいませ…。
最近は、わたしは「拙速」を旨としています。
とりあえず、ちょっと何か書き上がったら、あまり推敲に時間をかけないでそのまま出してしまうわけです。
ひとまず、考えていることを、表に出さないと、相手から見えないわけです。
特に、だれかと一緒に仕事をしている、というときは、受け取ったものに何らかの返事がないと、相方の方はそのまま「待ち」の時間がどんどん過ぎて行ってしまう。
さいわい、ウェブサイトなどは、事後の修正がききます。まああまり大きな修正はしないにこしたことはないのですが、大きな方向性だけ整えたら、あとはお任せ、ということだってできるわけです。
もちろん、丁寧に時間をかけて、完成度を上げる、ということも大事です。
ですので、時と場合によって、使い分ける、ということが必要なのかも知れません。
いったん、不細工なものでも、とりあえず形にすることで、協力してくれるひとにも見える形になります。そうすれば「じゃあ、次はここをこうして…」という話も進みやすくなりませんか…ねえ?
「下手な考え、休むに似たり」という言葉もあります。良い智慧を出そうと思うなら、ひとりより二人でしょう。「三人寄れば文殊の知恵」とも言います。
そういえば、昔読んだマンガに、考えを口に出さないことでのトラブル…みたいな話がありました。




『セキララ結婚生活』けらえいこ
思ったことを口に出す、ということひとつで、だいぶ違ってくる…のかもしれません。
まあ、思ったことを口に出すには「心理的安全性」が確保されていることが大切な要件になります。思ったことを口に出しても攻撃されない、とか批判されない、という安心感がなければ、うっかり口に出すことも出来なくなります。このあたりの塩梅もけっこう難しいものだったりします。