1日に何人の診察ができるのか計算してみた

院長のにしむらは、昔、とある大学病院の婦人科の中にできた「婦人科漢方外来」で診療をしていたことがあります。
大学病院にいらっしゃる患者さんというのは、かなり重たい方が多くて、漢方薬というのはここまで効きが悪いのか…と思いつつ、恐ろしいことに、保険のルールのことも知らないままでしたので、無邪気に3種類とか4種類の方剤を併用していたのでした。
あれは大学病院だったから、お目こぼしを頂いていたのだろうか、それとも、返戻・査定されていたのだろうか…と、今さらに震え上がるような思いがあります。
(現状のエキス製剤が、処方構成にあたっては「最低限」であるとか、生薬の量が少ない、という指摘は、山本巌先生や、江部洋一郎先生がしばしば書籍の中でも指摘されています。もちろん、少量で有効、という方もありますので、全ての方に「足りていない」というわけではありませんし、極力少量で効果を得られるように診療してゆくのが腕の見せ所のひとつでもあります)
当時は予約枠が午前中のみ、だったはずですが、えんえん延びて、終了した時の時間が、17時半を過ぎていたこともありました。半日以上待っていただくことが常態化していたのだろうと思います。
当時、その17時半までの1日で、診療していた人数はおよそ20人でした。
昼休みも、トイレに行く時間的な余裕も無いままでぶっ通しの診療をしていましたので、帰る時にはヘトヘトになっていたのでした。
その後赴任した総合病院では、もう少し多い人数の診療をしていた…ように思いますが、あまり記憶が定かではありません。婦人科の検査や診察と、漢方の診察を同時にやってゆく、というのは、おひとりごとに二倍のことを考える必要があり、なかなか、大変なものでした。
その後、健康診断の仕事をしばらくやっていました。
健康診断のブースでは、順番にやってくる方を一通り診察して、時々相談事に対応したりします。多い時は半日で100人くらいの方が通り過ぎることもありました。
たしかに、そのペースで診療が続けられるなら、100人を超える方の診療ができるのかもしれません。
ただし、健康診断と、クリニックの診療とは根本的に違います。
健診であれば、医師のブースも、血圧を測ったり、あるいは視力を測ったりするのと同じように通り過ぎる場所でしかありません。そういう形の中に組み込まれた医師であれば、まあ、お一人2分くらいの時間でなんとかなる、ということなのでしょう。
クリニックでの診療は…わたしの場合、やはりそれでは成立しません。
なんとか成立させておられる先生方が多いのでしょうから、これはスタイルの違い、ということになるのだろうと思います。
そして、お待たせしない形で診療をし、わたしが納得いく時間の配分を考えると、やはり、1時間に3人くらい…というと、だいたい1日で20人前後、ということになるのでしょうか。
診療時間を長く確保すれば、もう少し人数は増えるのかもしれません。が、それを毎日、ということになると、体力的な心配が浮かび上がってきます。
もうちょっと、診療できる人数が多いと思っていましたが、思いのほか、増えていませんでした。
金曜日の診療は1時間に6人の枠で設定しています。
どう考えても、倍くらい診ることになりそうですが…診療の内容を少し整理してゆく必要がありそうで、まだもう少し試行錯誤をしてゆくことになります。
皆様にはご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお付き合いくださいませ。







