人工知能と違うこと

先日「人工知能に負けない」というブログ記事を書きました。
ヒトが、AIに負けないところは「創造性」とか「身体性」的な部分だ、という話をしていましたが、それだけじゃない!ってのに気づきました。
ヒトは「飽きる」んです。
AIは、飽きない。
「商売のコツは『飽きない』ことです。『商い』だけに」なんて小咄がありますが、それだけ、「飽きる」ことがヒトの普通になっているわけです。
飽きることは悪いことなのか?って考えると、一概に悪い、とも言えないと思います。
飽きて、新しいことを創意工夫するからこそ、発展や変化がある、とも言えるわけです。
そういえば、日本の道は、あまりにも平坦になってしまいました。
あまり平坦な道ばかりを歩いていると、「足が飽き」ます。
もっとでこぼこしていたり、あるいは足場が悪かったり、変化があったり、そういう場所を歩く時は、足に神経を行き渡らせて、それなりの緊張をしながら、でないと歩けません。
そういう足の使い方を、現代の日本人は忘れかかっているのかも知れません。
歩く、一歩一歩に新鮮さがある、という場面は、それはそれで大変なことではありますが、時々は、そのような場面に身を置くことも、大事なのだろうと思います。
決まっていること、当たり前、ルーチン、流れ作業、ということから、いったん離れて、今ここの目の前にあることに気持ちを集中させなければならない場面、というのを、時々は作っていただきたいものです。