自分の力で元気になってゆく

クリニックでの診療をはじめて、そろそろ1ヶ月になります。初回の診療から、だいたい2週間くらいで、次の診察をさせていただくことも多く、そろそろ、2回目の受診をされる方が増えてきました。

いらっしゃった方、なんだか、こちらがびっくりするくらい、お元気になっておられたりします。

お話を伺うと、前回の診療の後で、なんだか、ふと気づくことがあったのだ、というようなことがあって、まあ、別人ではないのかと思うくらい、スッキリされていたりする方もありました。

漢方薬が効いた…?ところも、もちろんあるのだろうと思いますし、それに加えて、きっちりお話を伺ったことで、その「悩みごと」が、ご本人の「ものがたり」のなかに、うまいこと落ち着きどころを見つけた、とでも言うようなことなのかもしれません。

そんなお話をお伺いしながら、あれ?いつの間にか、この方、ご自分で元気になっていらっしゃったぞ、と、そのように感じるようなことがあります。

きっかけが何であれ、お元気になって行かれるのがいちばんです。そして、ご自身の力で元気に戻っていらっしゃれば、それが自分の自信にもつながってゆきますし、ますますお元気になっていらっしゃいます。

そして、ご自分でお元気になっていかれる、その手助け、っていうのは、本当にわずかなことで良かったりするのだ、と改めて思うわけです。