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西洋医学において、急激な頭痛と胸痛は、それぞれ脳卒中や心筋梗塞など致命的な異常を示す大事な症状です。
このような症状があった場合には、なるべく早くにきちんと検査ができる医療機関で相談していただくことをお薦めしています。
ところが、西洋医学ではどうにもよくわからない頭痛というのも結構あるようです。
頭痛にもいろいろありますが、生命にはさほど心配のいらない、けれどしばしばある頭痛としては、「筋緊張性頭痛」というのがあります。これはいわゆる肩こりや首のこりが痛みの原因となっているとされる頭痛のようです。
また、痛みの前兆として、目の奥がキラキラしたりモヤモヤしたりという症状があった後で、拍動するような頭痛の場合には「片頭痛」である場合が多いようです。
片頭痛の病態は血管の拡張と血流量の急激な増加が挙げられており、前兆がみられた段階で、発作治療薬を内服することで、血管の拡張が予防され、頭痛が軽減することが知られています。
月経のある女性の場合、黄体期に片頭痛が出やすくなる方がけっこういらっしゃいます。月経前症候群(PMS)とまではいかないにしても、黄体ホルモンによる体調の変化が頭痛という形になりやすいのだろうと考えていますが、片頭痛が出る方の多くが、「頑張っているところから、一段落したときに出る」とおっしゃいます。血流が改善することもそうですが、どちらかというと「リラックス」しているときに出てくる症状のように感じられます。せっかくリラックスしたいのに、痛いというのはどういうことか…と悩ましくも思いますが、リラックスするタイミングになるまで痛みを先送りしていた、ということなのかもしれません。
筋緊張性頭痛の理由としては「肩こり」にあわせて「眼の使いすぎ(眼精疲労)」とか「歯ぎしり」あるいは「歯の食いしばり」などがある場合があります。それぞれ、痛む部位の筋肉が緊張していることが触診でわかります。この緊張している筋肉を揉んだり、あるいは鍼を使ったりすることで、柔らかい状態にすることで、痛みの程度がやわらいだり、痛みの頻度が減ったりすることがあります。
また、頭の使い過ぎ、という方も結構いらっしゃいます。頭、という場所に、いろいろなものを詰め込みすぎると、頭のはたらきも悪くなるように感じられますが、それだけじゃなくて、やはり頭が痛くなることも増えるようです。いったん、全部を頭の中から外に出していただきたいところですが、上手いこと書き出せるものだけではない、というところが悩ましいところです。
こうした、慢性的になっておられるような頭痛に対して、鍼灸や漢方を併用することで、症状の軽減を目指す外来です。
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