ブログの記事一覧です。投稿の新しい順に並べてあります。
過去記事の検索にどうぞ
エンドポイントと代理エンドポイント
臨床医学の研究をしようと思うと、けっこう大変なことがあります。 ある治療方針が有効か、そうじゃないか、ってこと…
古いこと、新しいこと
学問の世界では、分野によって、時間の感覚がずいぶんと違うらしいです。 「最近のこと」という表現があったときに、…
漢方処方の決定方法
漢方薬を処方するときには、ちゃんと診察(四診合診)して、患者さんの病態を把握すること、というのがとっても大事で…
星座と布置
毎日、お昼の12時に新しい記事をアップしている、この院長のブログですが、今日は「星座」の話です。真昼に星の話?…
責任を引き受ける
以前も少し「責任」という言葉にまつわるお話を書きました。 「ひとが引き起こしてしまったことに対して責任を取る」…
主治医であること
わたしは大学病院で研修を終えて、1年、修練医として産婦人科の病棟で勤務していました。 その後近くの総合病院に赴…
試験範囲のこと
今年度もそろそろ終わりに近づいてきました。今年度…の前期まで、わたしは看護学生さんたちを対象とした講義を受け持…
漢方の身体観
漢方を支える思想の中には、中国の陰陽論というものがあります。これは易経を中心とした思想の中に出てくるものでもあ…
家族も他人
漢方内科での診療をしていると、いろいろなお悩みで来院される方がいらっしゃいます。そういう方にお話をすることもけ…
エウレーカ
わたしが小学生くらいの頃には、「まんが世界の伝記」というシリーズがありました。今探してみると、複数の出版社が似…
おおきなひとたち
わたしが小さい頃、両親はとても「大きい」ひとたちでした。何かあれば、助けてくれる。困りごとがあって、どうしたら…
東京の大雪
昨日は、季節はずれの雪が降って、寒い朝でした。さすがに積もるほどではありませんでしたが。冒頭の写真は、先月のは…
気象病と頭痛のこと
クリニックを受診してくださる方が、ありがたいことに増えてきています。 まだ、時間に余裕がある日も多いので、一通…
寿限無と名前
わたしは落語が好きで、結構いろいろな小咄なんかを聞いていました。 そんな落語の題材のひとつ、けっこう有名なもの…
サルのことは考えてはならない
精神科のお師匠さまから聞いた話です。 あるところに有名な座禅のお寺があって、そこにとある、若いお坊さまが入門し…
親指の過労に注意
ヒトの手には指(フィンガー)が4本あります。すぐに「5本じゃないの?」って質問が出るでしょうが、親指は「サム」…
言葉のこと
新約聖書の、ヨハネによる福音書の冒頭には「はじめに言葉があった」と書いてあるのだそうです。「言葉」と訳すのが正…
仕事ってなんだろう
昔、わたしが勤務医をしていた頃の話ですが、本当に生活が不規則でした。朝は早くに呼び出しがかかることもあるし、当…
続カウンセリングはなぜ効くのか
昨日、カウンセリングがなぜ効くのか、ということについて、わりと長々と書いてきました。 生身のひと(カウンセラー…
カウンセリングはなぜ効くのか
わたしが医学部生であった頃、総合大学の学生でしたので、あちらこちらの講義にもぐり込み、医学とは直接関係ない見識…
3月11日によせて
よせて、と言いながら、この日に起こった、大災害について、いまだ、語る言葉を持ちません。 ただただ、頭を垂れ、祈…
パニック対処の選択肢
以前、行動分析学、という話にちょっと触れたことがあります。 人の行動というのは、その行動に直結する「報酬」によ…
タイプ論つづき
先日、タイプ論と題して、類人猿診断の話をちょっと書きました。 チンパンジー、ゴリラ、オランウータン、そしてボノ…
男性医師が産婦人科医であること
女性の社会進出を受けて、医師の世界もずいぶんと女性が増えてきました。特に産婦人科などは、「女性の診療は女性に」…