ブログの記事一覧です。投稿の新しい順に並べてあります。
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共同体感覚と個人の権利(『モモ』より)
以前、ブログで「アイ・メッセージ」ということについて書きました。 その中で たとえば「(公園で、戦車のラジコン…
道路掃除夫ベッポのことば(『モモ』より)
以前、『モモ』という児童書をご紹介しました。主人公の「モモ」は、じっと耳を傾け、ひとの話を聞くことが得意です。…
人生ななころび
昨日、内輪の会でしたが、ちょっとした集まりで講演を、と依頼されたものがありました。「人生ななころび」と題して、…
頭の緊張のこと
脳、というのは、生物進化の中では、ずいぶんと最近になってできた臓器なのだろうと思います。 最近と言っても、まあ…
インターネット注意報
昔、「ハロー警報」というのがありました。今でもあるんですが、幼い頃に、ラジオでその「はろーけいほう」という言葉…
俯瞰する視点
わたしには、何人か師匠がいます。そのひとり、精神科医のお師匠さんからも、本当にいろいろな話を聞かせて頂きました…
白雲自去来
先日、クリニックの待合に、水墨画を掛けました。 富士山を描いた水墨の絵の右肩に、「白雲自去来」と書いてあります…
『美人伝心』
先日、植島啓司先生の『心コレクション』という本をご紹介しました。 2010年の刊行で、今は新刊書としては販売が…
書店が減っていく
先日、ふとSNSを見ていたら、「四条烏丸の書店が閉店」という記事が流れてきました。 えええ?四条烏丸?近くに大…
科学と倫理
日本にアドラー心理学を導入した、野田俊作氏は、かれの日記「野田俊作の補正項」の中で、しばしば「科学には(善悪の…
大数の法則
物理学というのは、とても厳密な学問で、天体の動きなんかは、もう、何年も、あるいは何千年も先の様子でさえ、計算が…
人工知能と違うこと
先日「人工知能に負けない」というブログ記事を書きました。 ヒトが、AIに負けないところは「創造性」とか「身体性…
背中を預ける
ボディートークのプログラムには、ひとりで行う動きと、複数で取り組むプログラムとがありました。背中を預ける、とい…
帰納と演繹
帰納法、というのは「あれも、これも、同じように〇〇であった、だから…」という経験的な蓄積から原理を見出す方法、…
白か黒か
わたしは、ネット小説をちょこちょこ読んでいるのですが、ネット小説の界隈で、一時期、異世界転生の物語が流行ったと…
青年と老年のあいだ(『心コレクション』から)
わたしの精神科の師匠が紹介してくださった関係で、植島啓司という宗教学者の先生を知ることになりました。 かなりの…
ことばの重さ
ボディートークの創始者、増田明氏は、声…の基になっている「息」に注目をしていました。「息はいきかた」というのが…
薬と違う処方
漢方内科の看板をかけているのに、ブログの話題に全然漢方が出てこない!って思っておられる方、ひょっとすると、けっ…
頭の上の数字
突然ですけれど、インディアンポーカーってご存知ですか? わたしは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のマンガで、登…
一人反省会は自傷行為
思いがけない出来事が突然、勃発したとき。えてして人は、対応に戸惑うわけです。特に喜ばしいものではなくて、つらい…
スマイル0円も在庫切れする
旧Twitter(現エックス)で、示唆に富むツイートが以前ありました。診療の時にしばしば、これをマネして、患者…
鬼に金棒・豚に真珠
わたしの思い出話ですが、大学生の夏休みに、イギリスにホームステイし、語学研修とボランティア体験、という形のプロ…
良くなるまでの時間
日々、診療していると、「こんな状態が何ヶ月も続くなんて、耐えられない」とおっしゃる方も時々あります。 「いつま…
気のせいです
クリニックでの診療では、場合によって、いろいろと患者さんの気持ちに踏み込んだ言葉をおかけすることもあります。 …